ラズベリーパイの作り方!?
エンジニアらしく、今時はやりのラズベリーパイを作ってみました!?
おいらは2個目だというのに、1個目に作った時の作り方を忘れてしまっていたので、
今後のために、レシピ?を残しておきます。

今回使ったラズベリーパイ!↓これですね。
イギリスのラズベリー財団が提供する、
子供でもお手軽にプログラミングができるように!
という目的があるように、教育用としても使えるコンピューターです。
物をネットワークに接続をして制御できる「IoT(Internet of Things)」の概念も取り込まれており、
プログラミング学習用の「Scrach」というツールを使って、
GPIOという電子回路を制御できるインターフェースを使って色々な機器を制御できます。

今回は4月に買った第3世代の方でセッティングの方法を記録します。備忘録です。
第2世代の時から買い足したのは以下。
 上が本体ケース
下の左側が電源
下の右側が電源ケーブ
第2世代の時には、ダイソーで買ったスマホ用の電源と電源ケーブルを使っていたのですが、
第3世代からはスマホ用では1.0A用と足りず、2.0A以上の電源を用意します。
感覚的にはタブレットPC用か、スマホの急速充電用の物を使うことになります。
写真のものは、アマゾンで購入したケースと本体、
さらに、ドン・キホーテで購入したOwltechの電源と、電源ケーブル(メーカーは忘れました)です。

あとは、第2世代の時から使っている
マイクロSDカード(今回はELECOM製CLASS10 8GBのもの)と、
USB接続のマウスとキーボード(DELL製パソコン用のもの)、
HDMIの映像ケーブル(メーカー不明のバラック品)です。
さらに、HDMI接続できるディスプレイかテレビが必要です。

そうそう、あと、こういったサイトを見ながらインストールをしたので、別にパソコンも使いましたね。
起動用のマイクロSDにOSのファイルを書き込むためにも必要です。

さて、それでは、早速セッティングをしていきましょう。
手順は大まかに下記のとおり。
1.SDカードの準備
2.本対のセッティング
3.OSのセッティング
まず、起動用SDカードを作ります。
インターネットに接続さらたパソコンにて「NOOBS」ファイルをダウンロードします。
検索サイトにて「noobs ダウンロード」と入力すればダウンロードサイトまで辿り着くでしょう。
今回は「NOOBS_v1_9_0.zip」をダウンロードして使います。
次に、マイクロSDカードをフォーマットします。
SD Associationのサイトから「SDカードフォーマッター」をダウンロードし、
自分のパソコンにインストールをしてから起動し、パソコンにマイクロSDカードを挿入します。
(こちらも検索サイトで「SDフォーマッタ ダウンロード」と入力すればよいでしょう。)
今回は「SDフォーマッター 4.0」を使います。

SDカードに書き込むファイルはZIPファイルを解凍したファイルです。
「SDフォーマッター 4.0」を起動すると↓のようなウィンドウが開きます。
「オプション設定」をクリックしてフォーマットオプション設定ウィンドウを表示します

「消去設定」に「クイックフォーマット」、「論理サイズ調整」に「ON」を選択してから、
「OK」ボタンをクリックします。
 ←




(クイックフォーマットが嫌なら
 消去設定に「イレースフォーマット」
 を選択しても問題ありませんが、
 論理調整サイズは「ON」にしてください。)


「フォーマットオプション」の表示が設定内容になっていることを確認してから、
「フォーマット」をクリックします。

↓のような警告メッセージが表示されますが、「OK」をクリックして進めます。

フォーマットが完了すると↓のようなメッセージが表示されますので、
「OK」をクリックしてSDカードのフォーマットが終了です。
消去設定に「イレースフォーマット」
を選択した場合は、
表示されたメッセージの内容に従い、
一度、SDカードを抜き差ししてください。

フォーマットをしたSDカードに、
先ほどダウンロードをした「NOOBS_v1_9_0.zip」を解凍してから書き込みます。
↑こんな感じでマイクロSDカードの準備が完了です。
 では、準備が出来たSDカードを本体に入れてみましょう。
SDカードスロットは本体裏側にあります。
向きが違うと挿し込むことができないので、間違えることはないと思いますが、
向きに注意をして挿し込んでください。
 SDカードスロット→

次に、USB端子にマウスとキーボードを接続してください。
パソコンと同じですね。
 左側がLAN端子
右側の4つがUSB端子

そして、HDMIケーブルを使って本体とディスプレイかテレビとを接続します。
最後に電源と電源ケーブルを接続してから、電源をコンセントに接続します。
 左側が電源端子
中央がHDMI端子

右側がオーディオ端子
(今回は未使用)
電源を入れたら、いよいよ、ラズベリーパイが動き出します!
とはいえ、まだ、何もセッティングをしていませんから、
このままだと、電源が入った少し賢い基板です。
いくつかのアプリケーションは使えるようになりますが、
英語表示だし、機器をネットワークに繋ごうにも本体がネットワークに未接続で、
インターネットも使えませんから、ネットワークの接続と日本語表示になるまで、
もう少しOSのセッティングをしていきましょう。

我が家では固定IP接続の無線LAN環境があるので、無線LANのセッティング例を紹介します。
(有線LANでも当然接続できます。似たセッティングですし、基本的な手順ですから、
 あちこち他所のサイトをご覧になって、
 各自の環境に一番近い手順を見つけてセッティングしてください。)
まず、OSのインストールから。
電源を入れると、↓のようなOSのインストーラーが起動します。
「Raspbian」を選択してから、「Istall」をクリックします。

次に、確認メッセージが表示されるので「Yes」をクリックしてください。
インストールが開始されます。

プログレスバーが0%から100%になるまで、しばらく待ちます。
(今回の環境では、約21分かかりました。)
 

インストール完了メッセージが表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。

自動的に再起動されて、OSのインストールは完了です。

再起動が完了すると、Linux系のOSであるRasbianが起動します。
インストールは完了しましたが、まだ、英語表示ですね。
次は、ネットワークの設定をします。

画面右上にあるアイコン(↓画像の「→□」部分のアイコン)を右クリックすると、
無線LANにて接続可能なSSIDのリストが表示されますので、
接続する無線LANのSSIDを選択します。

パスフレーズの入力ウィンドウが表示されるので、
選択をしたSSIDへ接続するためのパスフレーズ(暗号化キー)を入力してから
「OK」をクリックします。

もう一度、画面右上にある同じアイコンを、今度は左クリックし、
「WiFi Network Settings」を選択します。

無線LANへの接続条件を設定します。
(この辺りは色々な設定方法があるので、あちこち他所のサイトをご覧になって、
 各自の環境に一番近い手順を見つけてセッティングしてください。)
今回はDHCPなどを使わずに固定IPで接続をするために、
「Configure」に「Interface」と「Wlan0」を選択し、
「IP Address」に自分のIPアドレス、
「Router」と「DNS Servers」に無線LAN親機のIPアドレスを設定しました。

あと無線LANを使うので、使用できるチャンネルが国ごとに異なる等、
国による違いがあるので、使用国を設定します。
「Menu」から「Preferences」→「Rasberry Pi Configuration」を選択します。

「Rasberry Pi Configuration」ウィンドウにて「Localisation」タブを選択し、
「Set WiFi Country」をクリックします。

「JP Japan」を選択し、「OK」をクリックすると、
再起動メッセージが表示されるので、
「Yes」をクリックすると、再起動を開始します。
これで、インターネットへの接続が完了です。
次に表示を日本語化します。
画面左上にあるアイコン(↓画像の「→□」部分のアイコン)をクリックしてターミナルを起動し、
「sudo apt get update」
「sudo apt-get install fonts-ibus-mozc」
とコマンドを2つ実行します。
(↓の画像は既に日本語化後の画像をキャプチャーしているので日本語表示ですが、
  この手順では、まだ、ここでは英語で表示されます。)

そして、日本語化表示に向けて設定をするため、
「Menu」から「Preferences」→「Rasberry Pi Configuration」を選択します。

「Rasberry Pi Configuration」ウィンドウにて「Localisation」タブを選択し、
「Set Locale」をクリックします。

「Language」に「ja(Japanese)」
「Country」に「JP(Japan)」
「Character Set」に[UTF-8」を設定し、
「OK」をクリックします。

次に「Set Timezone」をクリックします。

「Area」に「Asia」
「Location」に「Tokyo」を選択し、
「OK」をクリックします。

最後の「Set Keyboard」をクリックします。

使用するキーボードに合わせて設定します。
今回の場合は、
「Country」に「Japan」
「Variant」に「Japanese(OADG 109A)」
を選択して「OK」をクリックします。

以上で設定が完了です。
「OK」をクリックすると、 再起動メッセージが表示されるので、
「Yes」をクリックすると、再起動を開始します。

再起動後、表示が日本語表示になりました。
(「ごみ箱」と表示されるようになりました。)
さて、これでインターネットに接続し、色々と日本語で使えるようになりました。
 
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