なおくん、はじめての自由研究
8月某日、夏休みも残すところ1/4程度となり、最後に残った宿題が「自由研究」。
『いったい何をどうしたらいいんだ??』とゆううつなお母さんになおくんが言いました。
「僕は電車の乗り方にするよ!」
「なおくん、そりゃナイスアイデア!宿題の図画用に買った4つ切の画用紙がまだあるから、それにまとめよう!」
というわけでなおくんの自由研究のテーマ
『でんしゃ の のりかた』
になりました。

というわけで、夏の暑い中、研究者のなおくんは、アシスタントにあっちゃんと、ナビゲーターにまおさんを連れ、電車でお出かけをすることにしました。

ジュースとおかしを買って、遠足気分で出発でーす。
まず、最寄駅につくと、路線図を見つけました。
なおくんに行き先までの料金を探してもらいました。

あらかじめ前日に資料を見せて、行き先駅や停車駅などの情報を教えておきましたから、料金を探すことができたようです。

宝の地図的な簡単な情報を紙で印刷しておくと、子供の食い付き方がちょっとだけ違うような気がします。
やはり何事も事前の準備が大事ですね。

この時のことは、なおくんの資料では、
1.いきさきをきめる」として、行きたい場所に一番近い駅(目的地)と、料金と、時間を調べる。という内容で記載されました。
さて、行き先駅と料金がわかったので、次はきっぷの購入にチャレンジです。

最近はお母さんと電車に乗る機会があったので、その様子をよく覚えていました。
「お金を入れて、人数ボタンを押して、料金ボタンを押して、きっぷとおつりを取る。」
こんなやりとりをしながら切符を買っていたら、きっぷは要らないあっちゃんの分まで買ってしまいました。(T_T)

きっぷをもって嬉しそうにピースをするあっちゃんがいるから、まぁ、今回は鉄道会社へのチップということで良しとしよう。

この手順についてなおくんは、「2.きっぷをかう」を↑の手順通りに絵付きで書いてくれました。
でも間違えて押したボタンは何故か削除?
さぁ、きっぷも買ったし、駅に入りましょう。

なおくんは自動改札機を通るのが楽しいようです。
子供からすると、きっぷがワープして出てくるといったイメージでしょうか?

ともかくここは、「3.えきにはいる」として、改札を通ってホームにいくとだけ書いてくれました。

あっちゃんもはじめて自分のきっぷを使った記念すべき日?です。
さて、あとは
4.でんしゃにのる」、「5.でんしゃをおりる」、[6.えきをでる
として、電車を待ったり、もう一度改札を通ったりする様子を書いてくれました。

実際には、途中で乗り換えたりしながら、電車の種類も普通電車から始まって色々な種類があることを教えたりしたわけですが、
なぁ〜んとなくわかってもらえたようで、なんとか行き先駅まで無事に到着をしました。
さて、自由研究のために電車に乗っただけではお金の無駄使いかなと思って、今回の目的地は、この駅から1.2kmほど歩いたところにあるお城まで行くことにしました。

スペシャルステージ!「7.目的地のお城へ行く
もともとそのつもりで地図まで印刷をして、地図の見方を教えようかとも思っていましたが、
印刷された図形と実際の見た風景との対応が難しかったようですし、さらに、土地勘がない上に、漢字があまり読めませんから、ちょっと難しかったようです。

ちょっとだけやらしてみましたが、大回りをさせられそうだったので、やめました。
だって、気温は30度を超え、行き先は1km以上も先ですからね。

ここから先は、遠足気分で、途中に休憩を挟みながら、あっちゃんもがんばって歩いてくれたおかげで、無事にお城へ到着しました。

こうなると、お城に入ってみないとね。
これはお父さんの希望ですが、3人でお城の上まで行きました。

ボーナスステージ!「8.お城に入る
天守閣に登ると心地良い風も吹いていて、しばし休憩タイム。 →
ここからの景色はとぉーっても綺麗だと思ったのですが、
↓(左)

      子供たちには多少怖かったようです。
      この後、中に入ってしまいました。
      下を見ると、ちょっと怖いかもね。↓(右)
←遠く / 近く→
というわけで、暑い中、いっぱい歩いた自由研究でした。

自分でテーマを選んでくれたので、今回の自由研究については、両親共に満足をしています。

いずれ、自由研究なんてインターネットで調べてちょちょいのちょい!
なんてやる日が来るのでしょうかね?

それも、親(の教育)次第なのかな?
なんて思う今日この頃でした。

来年のなおくんは何にするのかな?
再来年はあっちゃんがデビューだね!
さてさて、
そして、後日に一生懸命がんばった成果がこれ →
たくさんの文字を書いて、立派にまとめることができました。
よく頑張ったね!
写真の印刷を使っているのは、まぁ、時代が時代だけにありかなぁと思います。

自分は子供の頃に自由研究で何をやったのか...
...覚えてないんですよねぇ。(^_^;)

ある雑誌に書いてあった内容によると、
子供にとって「答え」自体にはそれほど価値がなくって、調べるプロセスを与えてあげることが大事だそうです。

なおくんには、この自由研究を通して何が残ったのでしょうか?
小学1年生に自由研究って難しいですね。

まぁ、今回はあらかたこちらで電車に乗るプロセスを記した資料を用意してしまいましたが、
行き先駅や乗る電車を探したり、料金を調べたりして、電車に乗ったわけですから、今回は親子とも初めてでしたし、こんなものでしょう。

(クリックをすると拡大表示)

バックナンバーはこちらからご覧ください。