<真意包夢>
 まお31歳になったとき、「もし今から35年でローンを組むと、1年分溢れて退職金で払うことになるから、今が決断ギリギリの時期かなぁ。」ということと、「今のまま2年毎に家賃の上がっていくアパートに住み続けるのは将来的に何も残らないし損だなぁ。」と思って家を探すことにしました。
 しかしながら我が家にはたいした貯蓄は無いわけで、簡単に家を買う程高給取りではないので、家探しの問題だけでなくローンだの色々とクリアしなければならないハードルがあるわけです。これはその記録です。
 5月頃から探し初めてあちこちの物件を見て周るようになりました。
条件としては、まで2km以内の歩いていける範囲でスーパーが近くにあって、会社に通うのにも問題ない場所を探していました。「駅」というのも特急電車が止まる駅のそばとなると、とてもじゃないけど手が出ません。
 「手が出ない」というのは、「物件価格−頭金」は「=ローン」になるわけですから、どこかからかお金を借りなければなりません。我が家のように自己資金が少ない場合は、通常、公庫と銀行とのローンを併用して購入となりますが、その限度額は、一般的に1年の返済額が年収の3割になる金額と言われています。先の物件の場合は、その限度額を超えてしまうような、まさに「お値段」というにふさわしい値段だったわけです。
 んで、結局身分相応に普通電車の止まる駅近辺の物件を探すことにしました。
 9月22日、他の物件と比べると少し狭い上に間取りにちょっと癖があるけれど、低価格で先の条件を満たした上に今のアパートから近い物件を発見。
「これなら購入できそう!」ということで2日間悩んだ末に決断!9月24日、購入を申し込みました。

 9月29日、宅地建物取引業法にもとづいて建築会社の人の説明を聞きながら契約をしました。法律上この作業は省けないそうですが、小難しい話を約2時間も聞いてとても疲れました。
 最初の写真はその約一週間後、10月7日に撮影した写真です。
まだ基礎工事の段階でした。なんかとっても狭ま〜い感じでした。

 10月13日、なんと柱ができていました。2枚目の写真です。
やっぱ柱が出来てくると、「家だなぁ。」って感じがします。ついでに立体感が出て狭い感じも少し緩和されます。
後は無事に工事が終了してくれることを祈るばかりです。
完成は1月末か2月になる予定だそうなので、それまでの間は、我が家の一大イベントとなりそうです。

時を同じくして銀行の事前調査としてローンの内容を提出し、「ローンOK」という内定らしき連絡を受けました。
 続いて公庫の申し込みをしようかと思いましたが、テロや、失業率UPなど不景気なニュースが連発しているので、公庫の利率が下がることを期待して今回の申し込みを見送りました。さてその判定はボールかストライクか!? 

この物件の扱いは一応建売住宅になっているのですが、まだ建設中ということから建築会社側の配慮で、屋根、外壁、壁紙、浴槽や洗面所の色柄をカタログから選択できるようにしてくれました。
そういう点では注文住宅っぽい要素が入った建売住宅です。
とりあえず外壁と壁紙以外を決定しました。
我が家の場合は、浴槽や洗面所は薄い緑色で屋根は茶色に決定!

 10月16日3枚目の写真を撮影したところ屋根が緑色だ!「あれ違う」と思ったけれど近くで見るとどうやらそれは防水用の材料のようですした。
早く屋根が付かないかな。このころ、外壁を茶系でまとめたツートンカラーに決定!

 10月の最終週末は色々と忙しい上に日曜日は出張だったので撮影を断念。11月4日、2週間ぶりに4枚目の写真を撮影!
なんと屋根が付いているではありませんか。しかも窓もついていて壁部分には断熱材らしきものも付いていました。いやぁ、だんだん家らしくなってきましたねぇ。

 このころ、最後の選択項目の壁紙の選択を依頼されましたが、これが数が多くて大変です。なかなか決まりません。 11月11日、今日はポッキーの日だそうですが、我が家には全く関係がありませんでした。いつものようになおくん を連れて散歩がてら偵察に行って5枚目の写真を撮影!やっと壁が付き始めました。
ちなみに後ろ(左)の家は緑系を主体として、黒板のような濃い緑色の屋根に、抹茶ミルクのような淡い緑色の壁でした。

 全部で4件の家を建てているのですが、前後のバランスはまずまずです。
横は一番後になっているようでよくわかりませんが、どうやらグレーと茶色のツートンカラーになるようです。完成が待ち遠しいなぁ。とは思うけど、毎日22時くらいまで作業をしてくれているようなので無理は言えませんね。

建築現場が近いことと、仕事が確実に週休2日状態なので、毎週末に建築現場を見学に行くのが日課となってきた今日この頃ですが、11月24日、ついに外側はほぼ完成したようです。そこで6枚目の写真を撮影!
これが我等家族の家だと、だいぶ実感が湧いてきました。この頃になると、周りの人にも、家を買って引越しをすると言えるようになりました。

12月1日7枚目の写真を撮影!
つ、ついに我等のマイホームが緑色のベールを脱ぎ捨て、その全貌を世間にさらすようになりました。(大げさに言うほど大きなものではないが)
いやぁ、うれしいですね。うれしさのあまり夫婦で中まで覗き込んでしまいました。それも他人の家までね (^_^;) そしたら中で壁紙を貼っていた人に、「どうぞ中に入って見てください。」と言われましたが、他人の家なので「い、いえ結構です。」と言ってすごすごと退却してきました。

窓から中を覗くと、他場所の家と比べて部屋の狭さと間取りの悪さが伺えますが、まぁ安いわけだし、今のアパートよりは部屋数が増えるし、今より悪くなるところは1つもないわけですから、悪いところは気にしない、気にしない。
それより早くできないかなぁ。

12月10日、住宅金融公庫の申し込み書を建設会社の担当者に渡して申し込みを依頼。翌日、申し込みが完了しましたとの連絡が入り、これで借金王になってしまった。

12月15日、家の中を見せてもらえたので、8枚目の写真を撮影。バス・トイレ・システムキッチンも設置されていて、中身もほぼ完成といった感じでした。あとは家の周りの整地をするのかな?
しかし敷地面積100u以下という、建物面積としても狭いくらいの場所に、狭いとは言えいっぱしの家が建ったものだ。今は家具が入っていないから、多少広くも見えるしね。
完成まであと1,2ヶ月といったところでしょうか?そろそろ引越しの準備を始めなくては。
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